1.ご相談
増資される目的をお聴きします。出資者が既存の株主からの出資による株主割当によって行うか、第三者からの出資による第三者割当増資によって行うか、また、それを併用するかなど確認します。
出資は、金銭に限定されるだけでなく、会社に対する債権をもって行うDES(デットエクイティスワップ)という手法もあります。
出資は、金銭に限定されるだけでなく、会社に対する債権をもって行うDES(デットエクイティスワップ)という手法もあります。
2.第三者割当増資の場合
株主総会にて出資者への募集事項を決定し、出資予定者に対する通知を行います。
その後、申込人(株式引受人)から会社に対し、引受けの申込がされ、株主総会にて株式の割当てを決定し、引受人へ通知します。
これら一連の書類や手順を当事務所で準備致します。
その後、申込人(株式引受人)から会社に対し、引受けの申込がされ、株主総会にて株式の割当てを決定し、引受人へ通知します。
これら一連の書類や手順を当事務所で準備致します。
3.出資金の払込、登記申請
会社で決定した払込期日までに、株式の引受人から出資金を払い込みます。
払込後、必要書類を揃え、法務局へ増資の登記(発行済株式の総数や資本金の額の変更)申請を行い、完了となります。
払込後、必要書類を揃え、法務局へ増資の登記(発行済株式の総数や資本金の額の変更)申請を行い、完了となります。
◆ 増資を行う時期は適切ですか?
資本金を1,000万円未満として会社を設立し、消費税の二期分の課税免除を受けていたところ、その途中で増資を行い、資本金が1,000万円以上となりますと、課税免除が受けられなくなります。
また、増資よりも減資の手続は難しいです。
増資が適切な時期かどうか、多方面から検討しましょう。
また、増資よりも減資の手続は難しいです。
増資が適切な時期かどうか、多方面から検討しましょう。
◆ DESと注意点
高額な役員借入金をそのまま残しておくと、相続の際、相続税が高額になるおそれがありますが、例えば、生前中、単純に増資の原資としてよいものでしょうか?
実際に貸借対照表上で、現預金が潤沢にない(つまり、役員借入金を返済できる見込みがない)状況で、安易にDESを行ってしまいますと、債務免除益として法人税が課税され、そのキャッシュを用意しなければならないということも考えられます。
DESを行う際には注意しましょう。
実際に貸借対照表上で、現預金が潤沢にない(つまり、役員借入金を返済できる見込みがない)状況で、安易にDESを行ってしまいますと、債務免除益として法人税が課税され、そのキャッシュを用意しなければならないということも考えられます。
DESを行う際には注意しましょう。